春慶寺は、元和元年(1615年)浅草森田町の地に、真如院日理上人によって創建されました。その後、寛文7年(1667年)に浅草から本所押上村に移転、現在まで約四百年の歴史を持つ由緒あるお寺です。
春慶寺は「東海道四谷怪談」の作者として有名な、四世鶴屋南北の菩提寺として知られています。南北は江戸乗物町(中央区本町4丁目)の紺屋伊三郎の子として生まれ、安永5年(1776年)初代桜田治助に入門し、文化元年(1804年)の「天竺徳兵衛韓噺」で当てたと言われます。
池波正太郎氏が作り上げた傑作『鬼平犯科帳』。この小説は江戸期に実在した幕臣長谷川平蔵宣以(1745〜1795)が、火付盗賊改方として活躍するさまを描いたものですが、春慶寺はこの中で、鬼平の親友 岸井左馬之助の寄宿先として、たびたび登場しています。

長養山 春慶寺
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