2012年9月アーカイブ

十五夜

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 今日は十五夜、あいにく台風が来ていますがお飾りはいたしましょう。私にしては珍しく準備万端整っています。あとはお供えするばかり、あ、栗を茹でていませんでした。あれ、お花が届いていない。あ、そうだ、お豆腐を買っていなかった。あ、お団子だ。やはり私は私です。直前にドタバタは雲隠れの望月に免じて許していただきましょう。

 私の育った家は農家でしたから季節の行事はわりに大事にしておりました。十五夜をお祝いしたら必ず十三夜も、『片祝いはするもんじゃねえ』というのが祖母の口癖でした。ススキの穂を毎年決まった大振りの徳利に活け、家で採れた季節の果物や芋、栗などをお供えし、口切のお酒も、これは月が昇れば父が『そろそろお下がり』と楽しみにしていました、そしてお豆腐を一丁。団子は作らなくても必ずお豆腐はお供えします。

 これまでいろいろな方に聞きましたが、皆さんに怪訝な顔をされます。読者の方の中で、『そうそう十五夜にはお豆腐を供えるよね』という方、おられませんか。こういうのって伝言ゲームみたいですね。どの代かの主婦がお供えしたんでしょうね。十五夜には決まってけんちん汁を作りますから、もしかしたらお豆腐買い過ぎちゃってお供えしたのかもしれませんね。その次の代にお嫁に来た人はなんたって嫁ですから、おかしいなと思いながらも姑のするとおりにお豆腐を供える。次の嫁もその次の嫁も。母もやっていました。うちからよそにお嫁に行った人たちはお姑さんがお供えするのを見て『あれっ?お団子??お豆腐じゃないの???』とびっくりしながら訂正したことでしょう。住職の両親は青森におりますので、こういう事は私のやり方でずっと来てしまいました。従いまして、お十五夜にはお豆腐、です。そしてたっぷりのけんちん汁。アッ、里芋買っていなかった。

 

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