2012年10月アーカイブ

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 春慶寺に伝わる普賢大菩薩像は、百済の聖明王が霊夢を見られ自ら模したとのいわれがあります。大覚大僧正に託されて日本に着き、聖徳太子に手渡され、その後幾多の方の手を経て現在この春慶寺に安置されています。慶長、元和、寛永期の後水尾天皇の第八皇女光子(てるこ)内親王が自ら彩色をされたとの記述も縁起に残っています。

 この度京都に出かける用ができ、少し時間に余裕がありましたので宮内庁にご許可を頂き、光子様に念願のお墓参りをさせていただきました。父帝亡き後大覚寺で修行、天竜寺で剃髪され、現在修学院離宮の中にある林丘寺の開山となられましたので墓所は林丘寺にほど近い所にありますが、車一台がやっと通れるほどの細い道を通ってようやくたどり着きました。

 光子様は養母の中宮徳川和子(東福門院)の影響も受けて芸術方面に秀でた才能を発揮され、若き日々はご両親や異母兄弟姉妹とのサロンのような趣のある交流も盛んになされました。出家後は読経写経のほか千枚にも及ぶ観音像を描き、また三千体にも及ぶ樒葉観音像を創られ、多くの檀家や寺社がそれを求めたのだそうです。また多くの捨て子を養育したとの記述も残ります。生涯を独身で通され六代にわたる天皇の御世を94歳のご長寿を全うされた光子様の身に思いをはせ、心をこめて御供養させて頂きました。

 

納骨堂の春慶寺/東京スカイツリー前  〒130-0002 東京都墨田区業平2-14-9

tel.03-3621-1338 mail : oshiage@syunkeiji.jp  http://www.syunkeiji.jp/

 

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